めんつゆのストレートタイプのことを考えるとパニクります。私はアホなのでしょうか?
この記事をたまたま見てくださった方、すみませんがちょっと考えて行ってください。
ストレートタイプのめんつゆがあるとします。
目の前にはそのタイプしかありません。これは水やお湯で割って使うタイプですか?それともそのまま使うタイプですか?
ストレートタイプとだけ書かれていたら割るべきかそのまま使うべきか迷ってしまうのは私だけなのでしょうか。迷うどころか考えれば考えるほどパニクってしまうのです。
ウイスキーのストレートといったら濃いままのものを飲むものです。こう考えてストレートタイプのめんつゆは濃いタイプだと思い、「それなら薄めて使うんだな」
って思ってもおかしくないと思いません?
再度言いますけど、今あなたの目の前にはストレートタイプしか手元にないんですからね。ストレートタイプの他に何タイプがあるか分からない状態ですからね。
めんつゆを買ってきて家に置いてあるものはどちらか一種類だと思います。2タイプ買ってくる人は少ないでしょう。
つまり家でこのめんつゆを見るときはどちらか一方しか見ないわけです。濃縮タイプを買ってきている家庭では同時にはストレートタイプがお目にかかることはないわけです。
ストレートタイプと濃縮タイプがあると分かった上でも以下の理由で私は混乱してしまいます。
まずこれは想像です。
- ストレートタイプは、そのままお使いくださいのタイプ
- 濃縮タイプは、濃縮されてますから薄めてお使いくださいのタイプ
だからそれぞれのタイプ名を付けたんじゃないか、と簡単に考えれば想像出来ます。
しかしこれはおかしいのです。タイプ名の主体にズレがあるのです。
ストレートで使うのは消費者です。つまりストレートタイプの「ストレート」の主体は消費者なのです。
一方、消費者は濃縮タイプのめんつゆを濃縮して使うことはない。濃縮タイプの主体は製造者なのです。
ストレートで使ってくださいという意味でストレートタイプと名付けるのは良いとしてそれなら、薄めて使ってくださいという意図を乗せる場合、「希釈タイプ」としなければならないでしょう。
だからストレートタイプをそのまま使って良いタイプという結論を導き出せないのです。
では、こういうことになるでしょうか。
どちらのタイプも主体が製造者だとすればつじつま合うんじゃない?と。
じゃあ主体は製造者な。
濃縮したのは製造者だから濃縮タイプは文句ないな?
一段階目で作ったそのままの濃さで出したのがストレートだよ!
それで納得しろよ!
そうお思いでしょう。
それではアホな私の混乱は解けません。
消費者は、製造者がどんな濃さで作ったか知らねえよ。って思ってしまうんです。
もう一度言います。どちらか一方しか手元にないのが普通なんですよ?ストレートタイプといわれてそれが製造者が作ったそのままの濃さだからこのまま使ってOKって思えますか?製造者はまず濃いタイプを作って、それと薄めたバージョンも作って売ってるかもしれないじゃないですか。だとしたら濃い方がストレートタイプ、薄めたのを希釈タイプとして売ってるのかも知れない。もう一方のタイプが何なのを知る必要が出てしまうのです。つまり、
そうなんです。ストレートタイプという名前だけでは消費者は判断出来ず、他に何のタイプがあるかを見て、薄めるべきかそのままで良いのか判断しなければならないんです。
タイプ名をはっきりと表示するなら、それだけで分かるようにしなければならないと思いませんか。
ラベルの裏を見ればそりゃ分かりますよ。
でも製造者が表示の仕方を選べるんなら、迷うような表示を避けるべきと思うんです。
よく言われることですが、横文字は上手に使わないと曖昧になってしまい、誤解を生むことが多いんですよ。
「薄めて使っていただくタイプ」
「そのまま使っていただくタイプ」
これで完璧です。
結論としては、今のタイプ名表示では私みたいなアホに分かるような説明はなされません。
だからメーカーさん、アホにも分かる表示にしてください。
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