痩せ習慣の全ては「空腹愛」【糖質依存日記】
甘いものでも炭水化物でも糖質ならお腹すいているかどうか問わずあえてたくさん食べてみているわけですが、最近うっすらと気づいたことがあります。
痩せ習慣を得ている私は、空腹感を喜びとしている、と。
糖質の快楽の代わりに「空腹愛」
糖質を摂ると、多くの人は嬉しいと思うはずです。それで後を引いて次から次へと食べてしまい、ポテトチップスはひと袋食べきるまで止まらない。そんな感覚はほとんどの人が経験していると思います。単純に空腹に食べ物をぶち込めば食欲を満たそうとする動きですから、それは欲を満たす、つまり気持ちいい感覚があって当然です。
しかし、糖質には中毒性があります。糖質を摂ることにより脳内に快楽物質であるエンドルフィンが出て幸福に感じ、やめられなくなるわけです。糖質は人に幸福感を与え、いくら食べても、まだまだ食べられるという感覚を感じさせます。
「甘いものは別腹」というものの正体なのかも知れません。
このように糖質は人に幸福感を与えるわけですが、幸福を感じるという意味であれば私は同じくらい空腹感に幸福のようなものを感じています。
もちろん、脳内に麻薬様物質が出てクセになっている、という類のものではないでしょう。しかし、ある程度の持続した空腹感は、維持したいと純粋に思っています。
これが、空腹状態の代謝を促進させやすい私の痩せ習慣のたまものといえます。
間食をあえてとり糖質を積極的に摂ろうとしてみると、ちょっとだけ乗り気でない感覚になっていることを、この「空腹愛」が表しています。
しかし、ひと度甘いものや炭水化物を摂り始めてしまえば、空腹の妨害を惜しむ気持ちは消え去り、食べ続けたい衝動の方が勝るようになります。
これが、糖質中毒の怖くて面白いところであります。
ここに「空腹を味方につける」という言葉の語感がぴったり合うわけです。空腹時間を大事にしているとはいえ、一日3食の時間になればその食欲には逆らう必要はなく腹八分目で食事を終わらすことさえ忘れなければ、食事を我慢する必要などありません。糖質欲に目もくれず空腹愛だけを自分のそばに置いておけば、ダイエットの8割は成功したも同然でしょう。
空腹を味方につけるには
痩せ習慣を身につけたい、間食を取らないようにしたい、減らしたい、という方は、空腹を嬉しいと思えるようになるべきです。そのためには空腹の時間に代謝しているんだとか、血糖コントロールが整っているんだとか、いい想像をすることです。
そして、空腹時間を少しでも長くとることを目標にします。といっても朝昼夕の食事の間の話なので、果てしなく長時間と考える必要はありません。昼から夕までの間の6時間に間食をしてしまうケースが多いかと思いますが、そうはいってもたかが6時間です。
どうしても間食をしたくなる方は時間を決めます。例えば13:00から15:00の2時間だけは絶対に食べ物を口にしない!と決めます。この2時間の空腹時間を大事にする、そんな日が続けば空腹愛に目覚めます。せっかくの空腹時間を妨げたくないという、感覚に変わっていき、夕食まで間食をしなくなるのもそう遠くはありません。
想像力と空腹愛、これが痩せ習慣の全てです。