中毒性のある食品
自然な考え方で食べ物を選ぶというのが、基本的にOKと考えています。
健康な食の考え方は好きなものを本能で食べる
あまり健康を堅苦しく考えてしまってメディアがこぞって伝える健康の情報に振り回されてしまうのも一種の病的な状態と言えます。五木寛之氏の「健康という病」という書籍でもそういった見解が見られます。
「美味しいものには毒がある」のような捉え方よりも、「好きなものや美味しいものは体が本能で欲しいものと思ってよく、美味しくないものは必要のないもの」という自然な考えの方が余程健康的です。
しかしこれには気を付けなけれはいけない罠があります。
中毒性のある食品だけは気をつける
食品に対する中毒症状により欲してしまっている状態が自分では本能で欲していると勘違いしてしまう。これは自分では気付かないものです。
中毒性のある食品代表(これだけ気をつければいい)
それは糖質です。
糖質の多い食事には脳が快感を得てしまって、脳がさらに脳内報酬系の刺激を求め始めます。簡単に言うと「後を引く」と言われる状態で、このとき脳内麻薬を産生しています。つまりコカインやモルヒネなどに似た依存性があるということです。
それどこらかラットによる実験でコカインより砂糖の方が中毒性のが高いという結果すら出ています。
朝食はしっかり?軽く?の記事でも少し触れましたが精製糖の依存性には、とにかく自分で気づくということが大事です。甘いものが止められない状態は本能が求めているわけではなく、狂った本能が求めていると理解して自制する意識が必要です。
そんなことを言っても
体の約60兆個の細胞のほぼすべてが欲している糖質ですから実は依存することそれ自体が本能なのかも知れません。
ダイエットの上では近づき過ぎない習慣を身に付けることしか人間が戦う術はないようです。