katakuruの日記

しゃべり下手のおじさんが、太らない習慣を手に入れた方法を干からびるまで絞り出します。たまに育児を筆頭にした雑感も愛を持って書きます。

肥満は遺伝する。だからといって健康習慣を諦めることなかれ。

遺伝子画像

 

肥満遺伝子を保有しているからと、健康習慣を諦めることなかれ。 

肥満遺伝子の変異により、糖代謝や脂肪代謝、タンパク質分解に得意不得意がある場合があります。どんなに頑張っても痩せられない、という人は肥満遺伝子が悪さをしている可能性を考えてもいいかもしれません。

 

 

糖代謝のしにくい遺伝子 

変異したβ3AR遺伝子は、日本人の3割程度が保有していて、正常に比べて基礎代謝量が200kcal程度少ないと言われます。日本の代表的な肥満遺伝子と言えます。言い換えると日本人からダイエットを諦めさせる要因のエースとも言えるわけです。

 β3ARに変異があるとインスリンの働きが鈍くなると言われます。これにより血糖値が高くなりがちで、余った血糖が脂肪細胞に運ばれてしまい肥満になりやすいのです。

 

脂肪・タンパク質代謝の遺伝子

 UCP-1に変異があると脂質・たんぱく質の代謝が鈍くなります。筋肉がつきにくいことはないので、筋力アップして代謝を上げてダイエットにつなげる、というやり方が効果的。基礎代謝が100kcal程度少ない。 

 

肥満遺伝子があると肥満は諦めなければいけない?

時計画像


β3ARの変異遺伝子の場合、たったの基礎代謝量のハンディキャップは1日200kcalしかないんです。一日の標準代謝量の1割程度です。これだけを痩せられない原因にするのはいささか早計過ぎると思いませんか。

インスリンの働きが弱くなると先述しましたが、これは2型の糖尿病にもなりやすいと言えます。進行すれは脳梗塞心筋症など命に関わる病気に変わることも考えられるのです。

 肥満の原因と病気の原因は同じところにあります。肥満遺伝子を持っているからと肥満を諦め、生活習慣の改善で取り戻そうとしなければ、習慣病の加速を許してしまうのです。

 

体内時計が狂うと肥満に繋がる。つまり時計遺伝子は肥満に関わる。

時計が狂うと


もうひとつ、体内時計の正体とも言える時計遺伝子というものも肥満に大きく関わる、という話をさせていただきます。

 


いくつかの時計遺伝子が時間帯により増えたり減ったりしています。この増減が守られていると体内時計は保たれる、そんなイメージです。ここではBmal、Clock、Cry、Perという4つを代表として扱います。

最初の2つは夜に増えます。そのときはあとの2つが減っていて、最初の2つが減っているときはあとの2つが増えていて……というふうに代わる代わる増減します。

BmalとClockを欠損すると肥満を引き起こします。この2つの遺伝子は夜に増えて食欲を落とすわけですが、欠損していては夜中の爆食いが起こってしまう、ということになります。

 
この時計遺伝子の増減が規則正しく行われなくなり体内時計が狂うことは、夜型生活になってしまったり不眠になってしまったり、夜中に食欲が増してしまい暴食してしまったりといった、肥満や生活習慣病に直結する状況を生んでしまいます。

 

時計遺伝子を正確にコントロールするには

時計遺伝子を正確にコントロールするには


時計遺伝子は、食事の時間によってリセットされ正確なリズムを保ちます。

 


食事は朝食に血糖値上昇のある食べ物を食べる。玄米より白米、ライ麦パンより小麦パンです。

そして明るい光を見る。体に浴びるではなく目に入れる、です。

 


この2つで、夜はよく眠れるようになるし、夜中の食欲も無くなります。意外なのは朝は糖質を多めに取った方が、痩せ習慣のためには良いというところでしょうか。朝食については以下の記事にある根拠によっても糖質を取るべきと私は考えています。

 

www.katakuru.net

 


この時計遺伝子についてはこちらの書籍を主に参考にしました。非常にわかりやすい説明で、自ら百万円単位の実験をした結果を用いており、唯一性のあるソースがたくさん出てきます。読むと生活リズムか肥満に繋がることがよく想像出来ます。

 

 

 

食事の時間を考えれば、同じ量の食事でも活動と就寝のメリハリがつき、遺伝する肥満を突き放す方法が分かります。

 

 自分は肥満遺伝子を保有しているのか?気になるなら調べましょう。

肥満画像

 

なぜか食欲が止まらない。

 

ダイエットが上手くいかない。

 

そんな人は肥満遺伝子に原因があるかもしれません。どの種類の肥満遺伝子を持っていて、糖質により太りやすいのか脂質・たんぱく質により太りやすいのかそれがはっきりしてしまえば、今後のダイエットは取り組みやすいです。これが分からないままだと取り組もうとしている生活習慣改善にも身が入らないでしょう。

はっきり出来るのですからはっきりさせましょう。そしてスッキリしましょう。

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糖質の代謝のしにくい遺伝子を持っていたら、糖質制限ダイエットの効果は薄いと言えまし、脂質においても同じことが言えます。

肥満遺伝子が自分の肥満にどのように影響するのかしっかり知識を入れて、遺伝子検査の結果を活かせるようにしましょう。

 

肥満遺伝子を持っているからといって諦めたり、そのせいにして生活習慣を改善しなければ、太り続けるどころか命に関わる生活習慣病もすぐそこに待っていると自覚し、遺伝子検査の結果を受け止めてください。

 

まとめ 

  • 遺伝子には、肥満遺伝子と言われるものはもちろん、時計遺伝子の一部も肥満に関わる。
  • しかし、生活習慣を改善すれば十分戦える程度のハンディしかない。
  • 朝の糖質と光で体内時計回復!
  • 生まれながらの肥満体質には勝てる!

 

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